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2020年02月29日

Y30型のVG30ET搭載車


当ブログ2017年3月3日付の記事で、1983年6月にY30型セドリック/グロリアが登場してからわずか半年後となる1983年12月に、最高級グレードの「V30EブロアムVIP」が追加されたことを取り上げました。(当ブログ過去記事
そして、その記事の最後でも述べたように、それからさらに半年後となる1984年6月に今度は3ナンバー車に搭載されているVG30E型エンジンをターボ化したVG30ET型を搭載したモデルが追加されたのです。

日産セドリックY30前期型4ドアハードトップV30ターボブロアムVIP
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4ドアハードトップについてはVG30E型が廃止され、VG30ET型を搭載した「V30ターボブロアムVIP」および「V30ターボブロアム」のみとされたので、追加というよりも変更といったほうが正しいかもしれません。
一方、セダンのほうも「V30ターボブロアムVIP」と「V30ターボブロアム」が登場したのは変わりないものの、VG30E型を搭載した「V30Eブロアム」ワングレードだけは残されました。

日産セドリックY30前期型4ドアセダンV30Eブロアム
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そもそもVG30ET型はすでに3代目フェアレディZに搭載されていたエンジンで、それをY30型にも載せたのはライバルの7代目クラウンが2か月後となる1984年8月に3ナンバー車のエンジンを2.8Lから3.0Lへと変更されるのに伴う処置だったことも考えられますが、当時もっとも強力だといわれた3.0LのターボエンジンをスポーツカーのZならばいざ知らず、足回りがヤワなY30に載せたのはつくづく無謀だと思えたものです。

とはいえVG30E型搭載車のサスのままVG30ET型を載せたわけではありません。
管理人が実車同士で実際に確かめたのですが、うちの父が所有していたV30Eブロアムのフロントフェンダー部の先端を手で押してみると上下にグラングラン揺れたのに対し、日産のディーラーに行って展示されていたV30ターボブロアムで同じように試してみたところあまり揺れなかった記憶があるだけに、それだけサスが固められていたということになります。
ただしこれは新規に開発されたのではなく、おそらくは「V20ターボS」グレートのサスをそのまま流用したものだったのではないかと。

しかし先にも述べたようにVG30ET型はあまりにも強力だっただけに、それでもサスがエンジン性能よりも劣るオーバーパワーだったことが考えられるほか、ターボにより燃費もかなり悪かったことでしょう。
それだけに4ドアハードトップにもノンターボのVG30E型を残すべきだったと思えてなりませんでしたが、その状態もわずか1年程度とごく一時的なもので、1985年6月のマイナーチェンジで「4ドアハードトップV30Eブロアム」が案の定復活しました。

日産セドリックY30後期型4ドアハードトップV30Eブロアム
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当時の水準ではVG30Eでも十分すぎるぐらいの動力性能で、燃費も劣悪なほどではなかっただけに、やはり復活を望む声が多かったという事情もあったのかもしれません。
posted by SS at 00:00| Comment(3) | 日産関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
んにちは。
私自身はVG30E-T搭載車を運転したことはないのですが、当時の取引先の女社長によると、ノンターボの3000に比べて乗りやすくなったと…
さらに聞いてみると、ノンターボの方は最初の出足が「グワッ」と飛び出して怖かったが、今度のはそれがなく安心できると… ターボの威力は「飛ばさないからわからない」(笑)とのことでした。
恐らく、圧縮比ダウン、ギア比アップで「初期加速が悪くなった」のが良い方向にはたらいたのではないかと…
実際見てみると排気系もZに比べかなり絞っており、車載状態でのパワーはかなり違っていたのではないかと思います。
足回りは、当時最新鋭であったFFブルーバードと並んでいるところを見ると、目に見えてトレッドが狭く、容量の小さいシャーシーだったのでしょう。
Posted by PAPA at 2020年03月04日 11:28
PAPAさん、こんばんは。

まずはじめに、PAPAさんにお詫びしなければならないことがあります。
当ブログ昨年12月7日付で更新した「5代目スカG後期型について」の記事にせっかく書き込んでくださったコメントを、こちらの手違いで削除してしまいました。
ログもまったく残していなかったため、復帰できない状況となっております。
本当に申し訳ありません。

さて、今回いただいたコメントについてですが、確かに思い当たるふしがあります。
管理人の友人の中でY30に乗せると必ず酔う人がいて、どうしてなのか聞くと発進が強烈すぎるとのことでした。
当時の管理人はまだ免許取り立てでアクセルの踏み方がラフだったこともありますが、やはりVG30Eの発進加速が速かったことに加え、ヤワなサスによりノーズリフトが酷かったこともあるのでしょう。
とにかくアクセルを少し踏んだだけでもドッカンという加速だったので、ターボ化されたVG30ETで初期加速が悪くなったというのも頷けるところです。
その点トヨタの5M-EUとDOHC化された5M-GEUの加速の差に似ていたといえるかもしれません。

足回りについてはY30の場合、初めてストラット式とされたフロントサスが運転していて実に頼りない感じでした。
ダブルウィッシュボーン式だった430のほうがいろいろな面で上だったという印象です。
Posted by SS at 2020年03月04日 23:32
どうかお気になされぬように(笑)


Posted by PAPA at 2020年03月05日 09:51
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